皆さまはどのようなタイミングで自分の薄毛や抜け毛に気が付きますか？「ヘアスタイルが以前よりもうまく決まらない」「洗髪時の抜け毛の量が変わってきた」など理由は実に様々でしょう。男性の場合は見せ方によっては海外の俳優さんのようなセクシーなヘアスタイルにもできますが、女性の場合は老けた印象を加速させてしまいます。抜け毛や薄毛は悩んでいるだけでは解消できません。一刻も早く状況を改善することが大切です。
もくじ
人と比べて毛量が少ない･･･実は毛穴の数は生まれた時から決まっています
女性で髪の毛を束ねた際に毛量が違うと感じたことがある方はけっこういらっしゃるのではないでしょうか？人と比べて少ないとやはり不安な気持ちになりますし、思春期を迎えると髪の毛のボリュームで悩まれる方も多くいらっしゃいます。私自身も遺伝で髪質が細く、前髪がふんわりしない、頭頂部もボリュームが無く地肌が分かりやすく悩んでいます。
頭髪に生えている毛は平均で10万本と言われています。頭頂部が一番髪の毛が密集しており1cm2あたりなんと300本も生えているんです！側頭部などはそれよりも100本あたり少ない200本程度とされています。しかし人によって本数が異なっているのが悲しい現実で、多い人は13～14万本もの毛が生えているのに対して少ない人は倍ほど違いがあり、6～7本なのです。これでは毛量に差があると感じるのは当然の事ですね。
髪の色によっても実は差があって最も多い本数と言われているのが金髪の15万本、それに対して我々日本人の黒髪は平均10万本とされています。何とも悲しい事実です・・・😢
肝心な毛量ですが胎児の時点で決まっています。軟毛から硬毛に変わるのも胎児の間で、思春期に向けて太さを増していくのが一般的です。ですから毛量に大きな差が生まれてくるのは多感な思春期という訳です。
1つの毛穴から1本だけという訳ではない
実は1つの毛穴から2～3本毛が生えている事は珍しくありません。目に見える毛穴の奥には毛包があって、中で2～3に分かれておりそれぞれから毛が生えています。3本全てが同じ太さならいいのですが、そうもいかず1～2本しか太くないのが現実です。ですが、毛穴の数が少ない、細いといった理由で髪の抜けやすさに変化はありませんので、そこは安心してくださいね✨
正しい毛の成長サイクルを知ろう！
実は髪の毛は1日に100本程度抜けます。皮膚などと同じで古くなった髪が抜けて新しい髪に生え変わるのです。これを毛周期（ヘアサイクル）といい毛が抜けて、成長して、お休みしてをクルクルと繰り返しています。
抜け毛の原因はこの毛周期の乱れが大半です。頭皮にはたくさんの毛細血管が流れています。毛の成長を調整しているのが毛細血管が入り込んでいる毛乳頭と呼ばれる部位で、毛母細胞と呼ばれる細胞が細胞分裂を頑張って繰り返してくれています。毛周期が乱れてしまうと、髪の毛の成長が上手く出来ないままにただ抜けるだけの状態を待つ髪の毛になってしまい、薄毛に繋がるという訳です。成長するにも3段階あり、「早期成長」「中期成長」「後期成長」があります。早期成長期から中期成長期までおよそ3～6年間期間がありますが、毛周期が乱れると早期成長期の段階で退行期に入ってしまいます。
毛周期の乱れはストレスによるものや男性ホルモンによるものなど理由は様々です。この乱れた毛周期を正しい状態に戻してあげるのが大切なポイントです。ライフサイクルを見直して何が原因で毛周期が乱れているのかを見つけてあげることが大切です。
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最後に
いかがでしたか？生まれた時から毛穴の数が決まっているのには驚きですね。決まっている毛穴の数を変えることはできませんが、乱れたヘアサイクルを正してあげることはできます。きっちりと睡眠をとって、栄養ある食事を心がけるようにしてくださいね。髪の毛を生やすためにも栄養が必要です。
