毎日のシャンプーを見直そう、地肌を傷つけない正しい方法とは

毎日何の気なしにシャンプーをしていませんか?髪や頭皮を健康に保つために日々シャンプーに力を入れている方もいらっしゃることでしょう。
ですがシャンプーの方法を間違ってしまっている場合は自らの手でダメージを与えてしまっている可能性もあります。
何のためにシャンプーをしているのかを知って、正しい手順を学んでいきましょう。

シャンプーって何のためにしているの?

さて、毎日の習慣で行うシャンプーですが、なぜ行っているのでしょう?
なんとなく不潔だから、臭くなるから、べたつくからという理由からしていましたが概ね正解と言えます。
シャンプーは余分な皮脂を洗い流す大切な役割を果たしています。

毛包の皮脂腺からは常に皮脂が分泌されている状態です。この皮脂は、毛穴にいる常在菌の「白色ブドウ球菌」や「マラセチア」によって分解されて汗と混ざると乳液状になります。
この乳液は皮膚を保護する役割や、髪の毛にツヤを与えてくれる大切な役割がるのです。
皮脂の分泌が適量であれば何の問題もないのですが、過剰に分泌されると常在菌が異常に繁殖し脂漏性の皮膚炎に発展してしまいます。
逆に分泌が少なすぎる場合は皮膚を保護する力が弱くなり、乾燥肌となり痒みを伴う肌トラブルを引き起こします

シャンプーが不十分である場合は余分な皮脂を洗い流すことができませんし、逆にシャンプーをしすぎると必要な皮脂まで洗い流してしまうのです。
難しい事ですが適切な量の皮脂を残してあげるシャンプーを心がけましょう。

自身の頭皮にあったシャンプーを選ぼう

シャンプーにこだわりはありますか?なんとなくCMで流れていたから、家族が使っているからなんとなく使ってる・・・なんてことはないでしょうか?
これではよい環境を作る事はできません。頭皮の状態は一人ひとり違います。皮脂の分泌量が多い方もいらっしゃれば、少ない方もいらっしゃいます。
この分泌量によってシャンプーの頻度もタイプも違ってくるのです。では自身の皮脂量を見極めるためにはどうすればいいのでしょう?
答えは簡単なのですが今のご時世ちょっと勇気がいるかもしれません。一日シャンプーをせずに頭皮環境をチェックしてみてください。
たった一日ですが、髪のベタつきが気になる方は分泌量が多いタイプの方です。シャンプーは毎日行う方がよく、さっぱりしたものを使うといいでしょう。
髪の毛のベタつきが気になったり、夏場などに汗を大量にかいたからといって一日に二度もシャンプーを行うのはよくありません。必要な皮脂まで洗い落としてしまいます。
必要な皮脂まで洗い流してしまうと更に皮脂を分泌しようとしてしまいますので、表皮のターンオーバーの乱れにつながる恐れがあります。
適度なシャンプーを心がけるように気を付けましょう。

乾燥肌タイプにはアミノ酸系シャンプーがオススメ

敏感肌タイプの方にはアミノ酸系のシャンプーがオススメです。肌と同じ弱酸性のため低刺激です。
洗浄力も弱めですので皮脂の過剰な洗い流しを防いでくれます。

泡立ちが悪いのでゴシゴシと頭を洗うのはNGです。

泡立ちが悪いとついつい頑張ってしまいがちですが、泡立ちが悪くてもしっかり汚れは落ちますので、ご安心ください。

皮脂分泌が多い方は石鹸シャンプーがオススメ

石鹸シャンプーは洗浄力がしっかりあるのにお肌へのダメージは少な目です。余分な皮脂をしっかりと落としてくれますが、主成分が弱アルカリ性なのです。
これでは髪の毛のキューティクルが開いてしまい髪の状態が悪くなってしまいます。それを防ぐためにもクエン酸系のリンスで必ず開いてしまったキューティクルを閉じてあげましょう。
髪の毛がキシキシする原因の石鹸カスも脂肪酸に変えてくれますので安心ですね。

あまりにも皮脂分泌が過剰な場合はクリニックで専用シャンプーを入手するよう気を付けましょう

シャンプーは正しい手順で行おう

毎日のシャンプーは正しく行えているでしょうか?少しやり方を見直すだけで頭皮環境が良くなることもあります。
間違ったシャンプーを続けていると後に大きなダメージを与える原因ともなりますので、早いうちに習慣を見直しましょう。

  • まずはブラッシング
    お風呂に入る前のひと手間が大切です。まずは絡まった髪の毛を優しくブラッシングで整えましょう。
    間違っても力ずよくブチブチとちぎったり引っ張ったりしてはいけません。
    事前のブラッシングは頭皮の汚れを落としやすくしてくれる効果もあります。
  • 2分間しっかりお湯で流す
    早速シャンプーで洗いたいところですが、ゆっくり2分間頭皮と髪をお湯で洗い流しましょう。
    お湯を全体になじませることにより、大抵の汚れは落ちてしまいますし、シャンプーの成分が頭皮になじみやすくなります。
  • シャンプーは泡立ててから使う
    手のひらに500円玉大のシャンプーを手に取り、しっかりと泡立てます。沢山つけたからと言って洗浄力は変わりません。
    最初に泡立ててあげることが頭皮や髪にも優しい洗浄ができます。
  • 地肌を洗ってよくすすぐ
    肌トラブルにつながりやすいのがこの工程です。シャンプーが残らないようにしっかり洗い流しましょう。
    頭皮の毛穴に汚れが残らないようにイメージして優しく地肌をすすぎましょう。
  • リンスorトリートメントでダメージカバー
    シャンプーは汚れを落とす役割を果たしますが、リンスやトリートメントはダメージをカバーする役割があります。
    頭皮につける必要はありませんので、毛先を中心に揉み込むように浸透させましょう。
    トリートメントの場合は数分つけ置きしてあげると更に効果的です。
  • 十分なタオルドライと素早いドライヤー
    髪の毛が濡れているとキューティクルは開きっぱなしの状態になってしまいます。素早くタオルドライし出来る限り水分はとりましょう。
    ゴシゴシとする必要はありませんが、ドライヤーをあてる時間をなるべく少なくするためにキッチリ水気をとることが大切です。
    タオルドライ後は湿気の少ない場所でドライヤーをあて、最後に冷風を当ててあげるとより髪に優しいです。

ドライヤーは育毛効果がある物がオススメです。髪がツヤツヤになりますので是非お試しあれ~~✨

最後に

いかがでしたか?きちんとした手順でシャンプーを行えていなかった方は今日からでも遅くはありませんので、見直して正していきましょう。
今は大丈夫だからと高をくくっていては数年後に髪の毛の状態が衰えているかもしれません。
ご自身の頭皮環境にあったシャンプーを見つけて、髪の毛を健康な状態に保ってあげてくださいね。

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