薄毛を改善したいのであれば、以下のような点をチェックする必要があります。
- 髪の成長に必要な栄養分を摂取する
- 毛周期の成長期の期間を持続させる
- 髪を生み出す毛母細胞の働きを活発にさせる
- 頭皮環境を整える(血行を良くするなど)
- 脱毛を進行させてしまう働きを抑える
いかがでしょうか?
これらの点があまりいい状態でないように感じるのであれば、改善する必要があります。
一つ目の項目、「髪の成長に必要な栄養分を摂取する」は盲点だったりします。
きちんと摂れていると思っていても想像以上摂取しなければならないので不足している人も少なくはありません。
今回は髪の成長に必要な栄養分について紹介致します。
もくじ
サプリメントで必要な栄養分を補うのはいいのか
普段の食事では必要な栄養分を摂取することが難しかったりします。
基礎代謝で使われてから髪の栄養分として回るため、
想像以上に栄養を摂る必要があるのです。
ですので、サプリメントで必要栄養分を補うのは悪いことではありません。
薄毛対策に必要な栄養分は以下の通りです。
ビタミンB1
不足してしまうと細胞の活動に必要なエネルギー生産量が減少してしまいます。
髪は細胞分裂の際にエネルギーを多く消費してしまうため、不足しないように気を付けなければなりません。
ビタミンB1は、豚肉・レバー・豆類・穀類の胚芽などに含まれています。
この中でも特におすすめの食品は、豚肉です。
パントテン酸(ビタミンB5)
パントテン酸はビタミンB群の一つであり、細胞の成長と代謝に必要な栄養分です。
ですが、体内で作り出すのが難しいため食事やサプリで摂取する必要があります。
水溶性ですので、大量摂取しても排泄されるため過剰摂取の心配はありませんが、摂取した食品に含まれる他の栄養分の過剰摂取にならないように注意が必要です。
パントテン酸は、髪のダメージ補修や抜け毛・薄毛の予防に欠かせません。
髪以外にもいい効果があり、パントテン酸はビタミンCと同じく抗ストレスビタミンといわれています。
ニキビの予防改善にも効きます。ストレスの緩和効果もあるため、ストレスによるニキビも改善されます。
他にも、肥満予防や動脈硬化の予防に効果があります。
健康や美容にいい影響を与えてくれますのできちんと摂取したいですね。
ケラチン
たんぱく質の一種で、爪や髪に多く含まれている成分です。
強くしなやかにしてくれる働きがあります。
髪の8割はケラチンでできています。
肉や大豆などから摂取することができます。
シスチン
ケラチンと同じく爪や髪に含まれています。
アミノ酸の一種で、体内で生成されるシステインが2個結合したものがシスチンです。
鶏肉や大豆に多く含まれます。
葉酸
細胞分裂に必要な栄養分です。
妊活や妊娠中の方はとくに、胎児の細胞分裂のため1日400㎎以上摂取するように心がける必要があります。
葉酸が多く含まれている食品は、ホウレンソウ・アスパラガス・納豆・イチゴ・レバー
大豆イソフラボン
髪の成長に不可欠なもので、毛周期を整えたり加齢によって発生する活性酸素に対して働きかける抗酸化作用があります。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンのような働きをします。
また、活性酸素の働きを抑えてくれます。
大豆イソフラボンは、加工方法によって含有量が違ってきます。
例えば、豆乳200gに含まれる大豆イソフラボンは41mgほどですが、
納豆45gには36㎎含まれます。
亜鉛
このブログでも、髪にいい栄養分として幾度となくご紹介している「亜鉛」ですが、意識して摂取しないと欠乏しやすい栄養分でもあります。
亜鉛は、細胞分裂の手助けやたんぱく質の合成を助けてくれる効果があります。
薄毛対策だけでなく美しい髪を育てるために
薄毛対策としてサプリメントをご紹介しましたが、
ハリ・ツヤ・コシのある美しい髪のためにもサプリメントをお勧めいたします。
健康的な食事を心がけていても、基本の代謝で栄養分を使い果たしてしまうこともあります。
なかなか摂取が難しいと感じるものは、サプリメントで補うことも検討してみてはいかがでしょうか?
ミノキシジルが髪の成長を助ける
外用薬にも薄毛に効果のあるとされているものはあります。
それが、ミノキシジルです。
ミノキシジルは科学的根拠がある塗り薬で、厚生労働省でも効果が認められている育毛アイテムなのです。
髪の成長期を伸ばし、休止期のものを成長期へ促す効果があります。
また、血管を拡張する作用があります。
ミノキシジルを使用すれば十分に成長しておらず細くなった髪の毛も太く健康的に育ちます。
おわりに
今回は、サプリメントや外用薬についてお話致しました。
自分の薄毛の原因をきちんと知ったうえで、
専門医と相談しながら自分に合った対策方法を見つけてくださいね。