薄毛対策の基本として洗浄力の強すぎるシャンプーを使わないということが挙げられます。
毛穴を詰まらせてはいけない…清潔にしなければいけない…と思い必死に頭皮の脂を取り除こうとする方もいらっしゃるかもしれませんが、そのような方はシャンプーを見直す必要があります。
もくじ
なぜ洗浄力の強いシャンプーが良くないのか
洗浄力の強いシャンプーを使用すると、頭皮の水分が少なくなり乾燥してしまいます。
このような状況になると、皮脂が過剰分泌されます。
過剰に分泌されてしまうとまたしっかり皮脂を洗い落としたくなり、悪循環になってしまうのです…
皮脂を作り出すために髪の成長に必要な栄養が持っていかれてしまうという点においても、皮脂の取り過ぎが薄毛の原因となっていると言えます。
ノンシリコンシャンプーが必ずしも髪にいいとは限らない
最近人気のノンシリコンシャンプーは、本当に髪に負担がないのでしょうか?
そもそも、シャンプーに含まれる「シリコン」とは毛をコーティングする働きがあります。
コーティングさせることで髪の手触りをよくしています。
しかし、髪の毛をコーディングするだけでなく頭皮もコーティングされてしまいます。
きちんと髪が洗い流されていないと、フケや痒みの原因となることもあります。
シリコンのキューティクルを保護する働きによって、カラーリングやパーマがかかりにくくなるといわれております。
また、育毛剤の効果も得られないのでシリコン入りのシャンプーが良くないといわれるのです。
ですが、ノンシリコンのシャンプーには悪い成分が入っていないとは言い切れません。
髪の毛に悪い成分とは
合成の界面活性剤は髪によくありません。
必要な常在菌までも洗い流してしまうほどの洗浄力を持っています。
そもそも界面活性剤は、洗浄の成分として含まれています。
水では落としきれない髪の毛に付着した汚れを浮かして落とす役割をしています。
界面活性剤にも様々な種類があります。
大きく分けると3種類あります。
種類 | 成分の例 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
石油系 | ・ラウリン酸Na ・ラウレス硫酸Na ・ラウリル硫酸アンモニウム | ・安価 | ・洗浄力が強い ・肌に悪い |
石鹸系 | ・石鹸用素地 ・純石けん ・脂肪酸ナトリウム | ・肌に優しい | ・洗浄力が強い ・髪がきしみやすい |
アミノ酸系 | ・ココイルグルタミン酸 ・ラウロイルメチルアラニンナトリウム | ・肌に優しい ・洗い上がりがしっとり | ・泡立ちにくい |
成分表をみて髪にいいシャンプーか判断しよう
成分表は、多く含まれる成分から順に書かれています。
たいていのシャンプーは水が一番多く含まれており、その次に洗浄成分のあるものが数種類続きます。
この洗浄力のある成分に注目してシャンプーを選ぶようにしましょう。
髪に優しいアミノ酸系のシャンプーに含まれる成分は、
ココイル○○、ラウロイル○○などです。
反対に、髪に良くないとされる石油系のシャンプーに含まれる成分は、
ラウリル硫酸○○、ラウレス硫酸○○…など硫酸系の成分です。
合成界面活性剤入りのシャンプーの見分け方
合成界面活性剤が使われているものは避けるようにしましょう。
簡単に見分ける方法は、「シャンプーの色」です。
界面活性剤が含まれているシャンプーの色は透明ではなく、白など色がついていて透けているものは有りません。
ドライヤーの熱風が頭皮の乾燥につながる
ドライヤーを頭皮に向かって当てると乾燥します。
頭皮の乾燥は、皮脂の過剰分泌につながってしまいます。
そのため、極力ドライヤーで髪の毛を乾かすのではなくタオルで入念に水分をとるようにしましょう。
しかし、髪の毛が濡れたままで就寝するのは禁物です。
殺菌が繁殖してかえって髪に悪影響を及ぼします。
髪に優しいドライヤーもある
どうしても使用したい場合は、頭皮に風が強く当たらないよう気を付けて上から下へと風を当てるようにしましょう。
最近では頭皮に優しい風のドライヤーも販売されていますので、そのようなドライヤーを使用するのもいいでしょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
今回はシャンプーの基礎知識や選び方についてお話しました。
髪に優しいシャンプー選びをするのは、
薄毛対策の中でもとても簡単に取り組めることかと思います。
これを機に、いいシャンプー選びをして髪にとっていい頭皮環境を整えるようにしたいですね。
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