近頃パソコンやスマートフォンの機能が充実し、便利になった反面目を酷使することが増えてきているように感じられます。私自身仕事で長時間パソコンのモニターとにらめっこし、終業後はずっとスマートフォンを操作していることが多々あります。目を使いすぎると眼精疲労になり、その結果様々な体の不調を感じるようになります。そんな眼精疲労と髪の毛の関係性についてご紹介していきます。
眼の疲れが育毛の妨げになる?
実は目の疲れ事態が育毛の妨げになるわけではありません。目の疲れから来るストレスや、身体の異常が育毛の妨げとなっています。目が疲れてしまうと皆さん感じた事があると思いますがストレスが溜まってしまいますよね。ストレスからホルモンバランスが乱れてしまったり、血行が悪くなることにより頭皮に栄養を届けることが出来なくなってしまうのです。その結果育毛を妨げてしまう訳です。薄毛を気にされている方は目が疲れたなと感じたら目の休息をとるよう心がけると良いでしょう。
眼精疲労とは?
現代人にはなじみ深いものとなってきた眼精疲労ですが、目を酷使したことにより起こる症状のことです。パソコンのモニターやスマートフォンの使い過ぎで目の疲れが強く、通常の作業量でも目の疲れが休憩してもなかなか取れない困りものです。目がかすんでよく見えなかったり、目の奥が痛い場合肩が凝って気分が悪くなる事もありますよね。眼精疲労の症状は目だけに限らず身体のあちこちで苦痛を感じます。
- 目がかすんで見えにくい
- 目の奥が痛く重い
- 目が乾燥する
- 目の充血
- 涙が頻繁に出る
- ぼやけて物が二重に見える
- 気分が優れず吐き気がする
- 頭痛
- 首や肩がこって重い
- 腰や背中が痛くなってくる
- 手や腕にしびれが出る
眼精疲労が薄毛の原因になるといわれる理由
眼精疲労が薄毛の原因となる理由はズバリ栄養不足です。髪も生きているので栄養が必要なのですが、眼精疲労になってしまうと髪に必要なシステインを疲労回復で消費してしまいます。疲労が溜まれば溜まるほどこのシステインは疲労を回復するために使われてしまうので髪に栄養がいきわたらないという悲しい状態に陥ってしまいます。
また、眼精疲労から来る肩こりは血行不良により起こります。血行の流れが悪くなると髪の毛に十分な栄養が渡らず髪の健康が損なわれます。その結果頭皮の状態が悪くなり髪の毛が抜けやすくなってしまいます。
眼精疲労の対策方法
まずはコンタクトレンズや眼鏡の度数が自分に合いっているかを確認するようにしましょう。度数があっていないと感じる場合は眼科や眼鏡屋で視力を確認し自分にあった物を身に付けるようにしましょう。メガネを作るのは高いというイメージがあるかもしれませんが、自身の体や髪の事を考えると安いものかもしれません。メガネを作成する際はブルーライトカットのレンズを選んでみると更に目に良いですよ。私自身JINS PCに度を入れたものを使用していますが、目の疲れ具合が大分違います。
環境の改善も重要です。部屋は暗すぎないか、画面に光が反射していないかを確認しましょう。モニターを見る際は部屋を明るくし、なるべく40~50cmほど距離を開けるようにしましょう。集中している場合は瞬きの回数が減ってしまっている恐れがありますのでこまめに瞬きをするよう心がけ、目薬を入れてあげるのも効果的です。
眼精疲労の改善方法
目が疲れたと感じた時は無理をせずにすぐに目を休ませてあげることが大切です。パソコンやスマートフォンなどを一定時間続けることによりピントを合わせるための筋肉が固まってしまいます。しっかりと瞬きすることを意識したり、長時間作業する場合は1時間ごとに15分ほど休息時間を儲けましょう。意識して遠くを見る、目の体操をするなど目の筋肉をリラックス状態に持って行きましょう。
また、蒸しタオルなどで目を温めてあげることもリラックスに繋がり効果的です。私はいつも目が疲れたと感じるときは蒸気でホットアイマスクを使用しています。じんわり目の疲れを癒してくれるのでオススメです。
目が疲れない生活を送るためのポイント
眼精疲労にも薄毛にもしっかりとした睡眠が大切です。睡眠不足にならないようしっかりとした睡眠を心がけましょう。日ごろからしっかりと目を休めることと、バランスの取れた食事、目に良い成分を摂取するよう心がけましょう。中でもビタミンB群は目の疲労回復に良いと言われていますし、髪の栄養にも必要な成分なのでしっかりと摂取するようにしましょう。
目に良い成分
成分 | 効果 | 食品 |
---|---|---|
ビタミンA | 目の老化防止 | 鶏・豚・牛レバー、卵黄、うなぎ、ほうれん草、ニンジン、しそ |
ビタミンB1 | 目の疲れ改善 | 豚ヒレ・モモ肉、玄米、ゴマ、納豆、焼きのり |
ビタミンB2 | 目の働きを助ける | 牛・鳥レバー、脱脂粉乳、卵、納豆、干しシイタケ |
ビタミンC | 目の老化防止 | パセリ、ブロッコリー、キャベツ、ピーマン、オレンジ、イチゴ |
ビタミンD | 目の機能活性化 | かつお油付缶、いわし味付缶、ニンジン、パセリ |
ビタミンE | 目の老化防止 | ひまわり油、綿実油、抹茶、アーモンド |
DHA | ドライアイ予防 | まぐろ、かつお、あじ、さんま、ぶり、いわし |
アントシアニン | 目の伝達神経の働きを助ける | 黒豆、ぶどう、ブルーベリー、カシス |
ルテイン | 加齢黄斑変性の予防 | レタス、キャベツ、ほうれん草、ケール |
最後に
眼精疲労によって引き起こされる症状から薄毛につながる事が分かりましたね。目を大切にすることは毛髪を守ることに繋がりますので、育毛中の方で目を酷使されているという方は是非目を労るようにしてあげてください。疲れを感じたら休息することが大切です。軽くストレッチするだけでも違いは見えてきますよ。