シャンプーの使い過ぎは厳禁?ノンシャンプーで発毛?

髪の毛の細さや薄さが気になっている方、実はシャンプーが原因かもしれません。清潔な日本人にとっては毎日のシャンプーは欠かせませんよね。ですがシャンプー生活をやめることによって本来の髪のツヤや太さが戻ってくる可能性があるんです。シャンプーをやめるとニオイが気にならないの?べたつきはどうなの?と気になる事が盛りだくさんですね。それではシャンプーをやめるとどうなるかをご紹介していきます。

シャンプーの使い過ぎがダメな理由(界面活性剤)

シャンプーは髪や頭皮に付着した汚れを落とすために強力な界面活性剤や発がん性物質、ホルモンをかく乱する成分が多く含まれています。頭皮には約10万個もの特大サイズの毛穴があります。それらの毛穴から有害な成分を毎日吸収されてしまいます。皮膚は排泄器官の一つのため有害成分を自浄する作用は持っていないのです。
山芋に例えるとわかりやすいのですが、口から食べて吸収する分には痒くなりませんが、調理時などに手で触るとかぶれてしまったりする人が居るのと同じことです。シャンプーに含まれる様々な化学物質が毛穴から吸収されてしまうと薄毛やハゲを引き起こす原因となってしまうのです。

シャンプーをやめて水洗いへ

シャンプーをやめてどうすればいいのか、熱いお湯で髪を洗い流すのはご法度です。温度が38度以上になると肌は乾燥してしまいますので、水温はなるべく低い34~35度の温度で綺麗に洗い流すことが出来ます。

シャンプーをやめると毛が太くなる?

シャンプーをやめたからと言って突然毛が太くなるわけではありません。人によりますがだいたい3年程経った頃から毛が太くなってくるようです。というのも人間の体には本来自己修復機能が備わっており、頭皮も同様外部からの異物を防ぎ、皮膚内部の水分の蒸発を防ぐ「バリア」が存在しているのです。ですが、シャンプーの界面活性剤や防腐剤により大切なバリアは破壊されてしまっており、シャンプーを繰り返すうちに大切な機能が損なわれ続けています。損なわれた機能を修復するためにも長い年月を要しますが、シャンプーをやめることによりどんどん頭皮が厚くなり、立派な根を張れることにより毛が太くなっていくという訳です。

シャンプーを使うほど、皮脂量が増える?

シャンプーの回数が多い方や、入念に頭皮を洗っている方の頭皮を顕微鏡で覗いてみると、毛穴まわりの皮膚がクレーター上に陥没しています。界面活性剤による慢性的な炎症により穴の周囲の真皮が溶けてしまっているのです。穴が大きくなると皮脂腺も発達してしまい、結果として排出される皮脂量が増えてしまうという訳です。ニオイやベタつきを取り除くために行っているシャンプー自体が、ニオイやベタつきの原因を作っていたんですね。

シャンプーをやめることにより、頭皮や毛穴を痛めつける原因がなくなる訳ですから、本来の常在菌を殺さずに清潔な状態が保たれます。成長した皮脂腺も長い年月をかけて本来の大きさに戻り、髪の健康な状態を取り戻すことが出来ます。

頭皮が薄くなるので注意が必要

シャンプーのやりすぎは頭皮を薄くし、薄毛を促進させる原因となります。先ほどもご紹介しましたが界面活性剤により頭皮のバリアを壊し続けることにより頭皮の新陳代謝を衰えさせてしまっています。バリア機能を構成しているのは、アミノ酸を主成分とした死んだ角質細胞と、細胞同士を接着させるセラミド主成分の細胞間脂質です。二つが交互に積み重ねられて作られているバリアを、シャンプーに含まれる化学成分が破壊してしまいます。破壊されることにより保湿機能が失われ肌は砂漠状態となります。砂漠状態では新しい細胞は生まれにくくなってしまい次第に頭皮が薄れてくるのです。花や野菜も水のない土では育たないのと同じ事が頭皮でも起こっているという訳です。

発毛の為とはいえ、シャンプーをやめると臭いは?

ここまでシャンプーが頭皮に悪いとお伝えしてきましたが、いざシャンプーをやめるとなると勇気が必要ですよね。ニオイやベタつきがないか気になる方が大半だと思います。水で洗うだけで汚れが取れるのか?不潔ではないか?と不安になるのは当然の事です。

しかし人間本来の機能を活かすためにも水だけで洗う方が皮脂の分泌量が少なくなりますので身体を清潔に保つことが出来ます。気になるニオイやベタつきも最初のうちだけで4~5ヶ月で肥大した皮脂腺が元の大きさに縮みますので気にならなくなってきます。最初のうちはベタつきが気になりますが、必ずベタつきが抑えられる時が来ますのでくじけてシャンプーを使ってしまうと意味がありませんので我慢が必要な時期はあります。

どうしてもニオイが気になる場合はクエン酸

どうしてもシャンプーが恋しくなってしまった場合はぐっと我慢して「純せっけん+クエン酸」の使用がおすすめです。純せっけんは自然界にある原料から作られているので合成洗剤のシャンプーよりははるかに安全です。リンスは洗面器1杯のぬるま湯に小さじ約1/2のクエン酸をよく混ぜて髪全体に行きわたらせます。つけおきする必要は全くありませんので十分にすすぎ流しましょう。

フケが出てきて困った場合はワセリン

シャンプーのしすぎによりフケが大量に発生するような頭皮になってしまっていますので、最初は大量にフケが出ます。しかしそれも次第に治まってきますので安心してください。フケがどうしても気になる方は頭皮の表面にごく少量(米粒半分~1個分)のワセリンを塗布して頂けば問題ありません。ですがワセリンも毎日続けると薄毛の原因に繋がりますので、いざという時の最終手段と思っていただけるといいでしょう。

最後に

シャンプーが薄毛の原因になる理由をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?暑い夏、汗をかく時期にシャンプー断ちするには勇気が必要ですので長期休暇を利用したり、汗をかきにくい時期に始めてみてはいかがでしょうか?開始した直後は清潔に慣れ切っておりストレスを感じるかもしれませんが、長期間続けることにより髪が太く強くなるのなら我慢できそうですね。ですがストレスもまた薄毛の原因とこれまでもご紹介してきました。無理なく続けることが薄毛解決への一歩ですので自分のペースを大切にしましょう。

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