お風呂に入る際は何気なくシャンプーを使っている、という方は少なくないでしょう。ですがシャンプーの中には化学成分がたっぷり含まれており頭皮にダメージを与え続けているのが現状です。シャンプーに含まれる界面活性剤や防腐剤が薄毛を促進させる原因かもしれません。実は人間には回復機能が備わっているのでシャンプーで髪を洗う必要はないのです。ではシャンプーを使わずに洗髪する方法をご紹介していきます。
シャンプーは使わない?どれくらいの頻度?
急にシャンプーをやめるとなると不安がいっぱいの事でしょう。ニオイやベタつきが気になる所方が大半だと思われますので、始める時期はあまり汗をかかない季節の春・秋がおすすめです。
実はシャンプーを使わない事で頭皮を清潔で健康に保つことが出来るのですが、今まで受けたダメージを修復する期間はどうしても髪のベタつきや、ニオイが出てきてしまうのです。清潔に重きを置く日本人にとって不潔と思われる事は避けたいのが現実ですのでなるべく長期休暇の間に始めるのがベストです。
水洗髪の頻度って?
先ほどもお伝えしましたが、水洗髪を始めるのにも無理は禁物です。例えば仕事のない休日だけ水洗髪にし、徐々にシャンプーの使用を少なくする方法もあります。シャンプーを利用する際は今までの化学製品がたっぷり含まれている物ではなく、自然成分を使用したシャンプーに変えるといいでしょう。
長年シャンプーを使い続けていた方は毎日1度の水洗髪から始めるのがオススメです。水洗髪をはじめてだいたい3週間たった頃から広がった毛穴が縮み皮脂の分泌量が減り始めます。皮脂腺がすっかり本来の姿に戻るには4~5ヶ月時間を要するわけですが、ベタつきやニオイを感じることはまずないでしょう。髪にハリやコシが現れ始めるのもこの頃からですので、更に育毛に励みたいという方は思い切って水洗髪の回数を減らしてみてください。
・1日置き
・2日に1回
・3日に1回
というように頻度を減らし、最終的には5日に1回の水洗髪でも髪を清潔に保つことが出来ます!最初からこのような過激な方法は控えてくださいね。
発毛にいい水洗髪のやり方
さて、いざ水洗髪を始めようにも熱いお湯で髪を洗ってしまってはいけません。油分を流すのにサッパリしたい気持ちは分かりますが暑すぎると肝心の保湿に重要な役目を果たす細胞間脂質を溶かしてしまい肌の乾燥に繋がってしまいます。
水の温度は34~35度で洗髪するようにしましょう。というのも人の体温は36~37度の方が大半で、身体の中の温度はそれよりも1~2度低く皮脂はその温度で液状で出てきますので、体温より少し低めの温度で汗も一緒に流すことが出来ます。冬場は少し寒いと感じることもあると思いますので、風邪をひかない程度の水温で洗うようにしましょう。
産毛を撫でるように優しく洗う
頭皮は指の腹で軽く優しく洗うようにしましょう。力を入れすぎたり、爪を立てると頭皮を傷つけてしまう原因となり炎症を起こす可能性があります。スカルプ用のクシなどが売られていますが必要ありません。髪の長い人の場合でも指10本を使って根元から毛先へ向かってとかしてあげてください。皮脂は髪にとって重要な役割を果たしていますのですべて洗い流す必要はありません。
ドライヤーの使い方にも注意が必要
ここまでくるとドライヤーも使わずに自然乾燥と行きたい所ですが、そういう訳にもいきません。ドライヤーの熱がキューティクルを攻撃してしまうのは確かですが自然乾燥させると要らない菌まで育成してしまうのが現実です。
優しくタオルドライした後は髪から15cmほど離して、一転に集中させないようにあてていきましょう。また温風のみでドライヤーを充てるのではなく冷風と交互に充てていくこともポイントの一つです。5分以上ドライヤーをあてないように注意し、なるべく化学成分たっぷりの整髪料はつけないようにしましょう。
ベタつきが気になる
勇んで水洗髪を始めたはいいけれどどうしてもベタつきは気になってしまいますよね。周囲の目もあるしと水洗髪が長続きしない方も多くいらっしゃいます。どうしても気になる場合はシャンプーに戻るのではなく少しだけ熱めのお湯で洗うのが一番のオススメです。それでもやっぱりシャンプーを使いたい!!という方は純せっけんを使ってみてください。折角頑張っている訳ですからシャンプーを使って頭皮を痛めつけるのは極力避けましょう。
- 純せっけん
オリーブ油、ヤシ油、パーム油といった自然界にある原料から作られており合成洗剤のシャンプーよりも頭皮に優しいです。ぬるま湯で髪の汚れをしっかり流した後に使用するようにしましょう。 - クエン酸
薬局などにも売られているクエン酸はリンスの役目を果たします。洗面器1杯のぬるま湯に小さじ2分の1程度のクエン酸を混ぜ入れてつけおきせずにしっかりと洗い流しましょう。
臭いが気になる
髪のニオイが気になる場合はまずは水洗髪を試してみてください。大抵は水だけでニオイも落ちてしまいますが、タバコや焼き肉など落ちにくいニオイの場合はお湯でさっと洗い流してみてください。その他は髪が長い方の場合は髪を一つに束ねてみる、毛先にほんの少量の香水を振りかけるのもいいですよ。
男性も女性も大切なのがブラッシングです。あまり頭皮を痛めつけないよう自分に合ったブラシを購入し、しっかりと髪を梳かしてください。地肌はこすらないようにゆっくり優しく梳いてあげてください。イノシシやブタの毛のブラシはお手入れが大変ですが、髪につやをもたらす効果もありますので、気になる方は使ってみてくださいね。
最後に
水洗髪のやり方を中心にご紹介してきましたはいかがでしたでしょうか?なぜシャンプーがダメなのか気になった方はこちらの記事も是非読んでみてください。
水洗髪を始めるには勇気も必要ですし、いざ始めるとベタつきやニオイが気になるし不安が膨らむ一方です。しかし必ず頭皮が本来の姿に戻る時が来ますので、無理のない程度で水洗髪を続けてみてください。髪が太く健康になってくると感動を覚えますよ。ただし、長年続けたシャンプーの影響でもうどうにもできない状態まで肌が悪化している事があるのも覚えておいてください。状態がよくならずフケや痒みが酷い場合は必ず皮膚科を受診するようにしてください。