薄毛には頭皮ケアよりも糖質制限で内側から改善を始めよう!

糖尿病の人は薄毛が多いと耳にしたことはありますでしょうか。糖尿病になってしまう身体の状態と薄毛を引き起こす身体の状態が似ているためと考えられます。これらの詳しい原因と対策についてお話致します。

薄毛や糖尿病原因は…

糖尿病や薄毛は、炭水化物の摂りすぎが影響していると考えられます。
炭水化物は、ごはん・パン・麺類等普段口にする主食に多く含まれる栄養です。これらの食品は腹もちもよく、食べるのを我慢するのは厳しいと思ってしまいますが、摂取しすぎてしまうと薄毛の原因になってしまう可能性があるのです。

炭水化物=糖質+食物繊維

糖質制限のカギ「AGE」「活性酸素」

糖質を制限すると、AGEと活性酸素に影響を与えます。
AGEは、老化の原因になると言われている物質です。日本語で終末酸化産物ともいい、たんぱく質と糖質が結びついてたんぱく質が糖化する反応ことを言います。糖化したたんぱく質は、悪玉物質であるAGEを大量に作り出します。

糖化したたんぱく質は、アマドリ化合物というたんぱく質の一種へ変わり、AGEへと変質します。一度アマドリ化合物からAGEになってしまうと、元の形には戻れません。

AGEが体内に蓄積されるとみるみるうちに蓄積されたところから老化現象が始まります。
糖尿病・薄毛以外にも身体に悪影響を与えます。脳細胞が委縮して認知症が進行したり、糖尿病の合併症にかかりやすくなります。

AGEともう一つ薄毛の原因を作っている活性酸素。
本来活性酸素には、体内に侵入したウイルスなどを退治する働きがあります。しかし、この役割を果たせなかった活性酸素たちが、健康な細胞なども酸化させてしまい病気の原因になってしまいます。頭皮の細胞が酸化してしまうと、髪の毛の成長に必要な栄養は十分にいき届かなくなっていまいます。それだけでなく、毛根幹細胞が活性酸素の影響を受けてしまうと髪の毛自体が生えてこなくなってしまいます。

体内のAGE量の調べ方
健康診断結果の「ヘモグロビンA1C」は、ヘモグロビン(血液内のたんぱく質)と糖が結合しているものです。AGEになる前の物質です。多ければ多いほど、薄毛になるリスクが高いということになります。

活性酸素を増やし過ぎないためには

活性酸素が増えすぎないようにするにはどのような対策をすればいいのでしょうか?
毎日欠かさずに行う「シャンプー」「ドライヤー」が活性酸素を増やす原因になっているのです。

シャンプーには、界面活性剤や香料など化学合成の成分が含まれているため活性酸素が発生する原因になります。また、ドライヤーから発する電磁波も活性酸素発生の原因のひとつなのです。日常的に肌身見放さず身に着けているスマートフォンや仕事などで長時間使う人も多いパソコンなども大量の電磁波が出ているため、活性酸素発生の原因のひとつです。

AGEをできるだけ発生させないための食事

まず第一に糖質を制限することです。
食物繊維を失った糖質(炭水化物)は、腸で吸収されて血糖値を急激に上げてしまいます。この状態を幾度となく繰り返すとすい臓のβ細胞がインスリン分泌に疲れてしまい、糖をエネルギーに変えることが出来なります。そうすると、AGEが増えてしまうのです。

同じ食材でも調理方法によって、AGEの量が変わってきます。
生の状態から加熱することで、「焼く」「揚げる」の調理はAGEを増やしてしまう加熱の仕方です。「蒸す」「煮る」がAGEを増やさない加熱方法です。また、電子レンジは急激に加熱をするものなので、「蒸す」「煮る」の加熱方法よりもAGE値が上がります。

食品AGE値(100g中)調理方法
牛肉707
800
レア
10058ステーキ(フライパン)
2749目玉焼き
173スクランブルエッグ(1分加熱)
223オムレツ(低温12分)
豆腐488
3569炒める
628ゆでる
9炊飯

糖化をさける食品選び

ごはん・パン・麺類等の主食は身体を糖化させないために多く摂るのは避けた方がいい食品です。
糖化を防ぐには、血糖値の急激な上昇にも注意をする必要があります。

GI値というのをご存知でしょうか?グリセミック・インデックスの略で、食品が体内で糖になり血糖値が上昇する速さを数値化したものです。ブドウ糖をGI値100として、相対的に値を出しています。数値が大きければ血糖値が急激に上昇し、反対に小さければ小さいほど血糖値の上昇は遅くなります。GI値が出来るだけ低い食品を選ぶようにしましょう。

高GI値食品GI値低GI値食品GI値
白米81玄米55
うどん85日本蕎麦54
コーンフレーク75オールブラン45
じゃがいも90さつまいも55
パイナップル65オレンジ31
日本酒35
ワイン40
葉野菜、きのこ類、アスパラ、キャベツ、ブロッコリー、ピーマン、きゅうり、だいこん0~25
牛・豚・鳥肉45~49
魚全般40前後

肉類は、脂身をさけ赤身を選ぶとより良いです。中でも、鶏肉がオススメです。魚類の中では、青魚がよりGI値が低くなっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
普段の何気ない食習慣が、糖尿病や薄毛その他身体に様々な影響を与えます。
一度ご自身の食生活を振り返ってみることが、薄毛対策の第一歩になります。

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