ストップ・ザ・5αリダクターゼ
前回、男性ホルモンのテストステロンと5αリダクターゼが結びついてしまうと、薄毛の原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)が生まれてしまうというお話をしました。
しかしテストステロンが減ってしまうと、男性らしい身体つきにしてくれる働きやパワーが生まれなくなってしまうので、5αリダクターゼを減らすことが薄毛の改善策としていいとされています。
5αリダクターゼにはⅠ型Ⅱ型があります。
Ⅰ型は、皮脂腺に多くいると言われています。オイリー肌で薄毛の人はⅠ型が原因とされています。側頭部、後頭部から薄くなる傾向にあります。
Ⅱ型は、毛乳頭に多くいます。毛乳頭は髪をつくる役割をしているので、Ⅱ型が多い人は薄毛の進行が比較的早くなってしまいます。前頭部や後頭部から薄くなる傾向にあります。
5αリダクターゼを抑えるには、専門医に診てもらったり自分のタイプに合った薬を服用していくのもいいでしょう。
自分がどのタイプの薄毛になりやすいのかを知ることは、薄毛治療にとても大切なことです。
食事のバランス-亜鉛と5αリダクターゼの関係
薬を服用すること以外にも「食事」で5αリダクターゼを抑える方法があります。
その方法は、「亜鉛」が豊富に含まれる食材を摂ることです。
亜鉛は、体内に2gほど含まれています。必須のミネラルですので一日に、男性は10㎎、女性は8㎎摂取する必要があると言われています。
亜鉛が不足してしまうと薄毛が進行するだけでなく、肌がかさつく、感染症になりやすくなる、味覚障害がおこる、免疫力の低下、爪・皮膚に異常がみられるなど身体に様々な症状が現れます。
そうならないためには、食事で亜鉛を意識的に摂ることが必要です。
- 牡蠣
- レバー
- ごま
- 牛肉
- 卵
- 納豆
薄毛には睡眠の質が大事
前回の記事で、性ホルモンを増やすことが薄毛改善と健康にいい影響を与えるというお話をしました。性ホルモンを増やすには適度な運動が効果的なのですが、実は「質のいい睡眠」も性ホルモンを増やしてくれるのです。
性ホルモンは睡眠中に増えます。しかし、現代の生活ではどうしても睡眠時間を確保することは難しかったりしますよね。睡眠時間を確保できない代わりに、眠りの質を高めるよう心がけましょう。眠りの質を高めるには、生活リズムを整えることが大切です。
生活のリズムを整える3つの方法
質のいい睡眠を促すには、以下の点を心がけるようにしましょう。
- 起床後、太陽の光を浴びるようにする
- 就寝一時間前に入浴する
- 寝るときは部屋を完全に暗くする
人間は朝日が昇るころに起床して日中活動し、日没とともに就寝するようにできています。
カーテンを開けて、朝日を浴びることで身体をすっきり目覚めさせましょう。
シャワーだけで済まさず、しっかりとお湯に浸かって身体を温めることが大切です。高くなった体温が下がるときが、就寝するのにいいタイミングです。
睡眠時はロウソクなどの小さな明かりも睡眠の妨げになってしまいます。
色とホルモンの関係
ボクシングでは青コーナーよりも赤コーナーの方が勝率が高いという話を聞いたことはありませんか?
赤色のものを身に着けていると元気になるという話も耳にすることがありますよね。
色がホルモンに影響を与えている可能性があるのです。
男性ホルモンは、赤色に刺激を受けやすいです。
男性ホルモンが刺激を受けると、テストステロンが増えるため身体が元気になるのです。
女性ホルモンが刺激を受ける色は、「ピンク」という研究結果があるそうです。
おわりに
いかがでしたか?
様々なジャンルの薄毛対策をご紹介しました。
5αリダクターゼを抑える為に、亜鉛の抱負な食材を摂取したりお薬を服用する。
「色」や「睡眠の質」によって性ホルモンを増やすなど、
日常ですぐに取り入れられることも多くあります。
こちらの記事では、亜鉛の効果的な摂取など詳しく書かれていますのでチェックしてみて下さい。