水洗いがあらゆる皮膚の悩みを解決してくれます。
シャンプーやせっけんで洗うのが当たり前になっている現代人には、
信じがたい事かと思いますが、その理由を知れば納得いただけるのではないでしょうか。
以前こちらの記事で「水洗い」についてご紹介しました。
シャンプーに含まれる界面活性剤などが薄毛の原因であり、水洗いに切り替えることで健康的な頭皮を取り戻すことができて薄毛対策に繋がります。
水洗いではべたつきやニオイが取れないのでは?という心配があるかと思いますが、徐々にその心配もなくなります。
そもそも、シャンプーの強すぎる洗浄力が原因で皮脂分泌が増えニオイの原因となっているのです。
今回は頭だけではなく、身体の水洗いのススメについてお話致します。
脱シャンプーの次は脱せっけんで、肌のうるおいを取り戻しましょう。
脱せっけんが肌を良くする
シャンプーやせっけんには界面活性剤が含まれています。それが、汚れを落とす働きをしているのですが、界面活性剤は汚れだけではなく皮膚上の必要な皮脂や菌なども取り除いてしまいます。そのため、皮膚が保護されていない状況になり、かえって肌トラブルの原因になってしまうのです。
アレルギーの要因の一つは《乾燥》にある
皮膚が乾燥していると、バリア機能の低下によりせっけんや洗剤などの成分が皮膚から入ってきてアレルギー反応が出てしまうことがあります。
肌の乾燥の原因は、やはり「せっけん」にあります。アレルギーや肌の乾燥が気になる方は、一度せっけんで身体を洗うのをやめてみましょう。
水洗いに抵抗がある場合
水洗いだけでニオイなどが落ちるのか不安だと言う方もいるかと思います。
コツを抑えて少しずつ慣れていくようにしましょう。
「水洗い」に適した温度は、体表と同じ34~35度です。体内から出てきた皮脂や汗は、この温度でほどんど落ちます。
ニオイの元である過酸化脂質もきちんと落ちますので安心してください。
老人性乾皮症は水洗いで改善される
高齢者の約95%の方が、老人性乾皮症であると言われています。
老人性乾皮症の原因は、皮膚の乾燥にあります。
皮膚は乾燥を防ぐため、自家保湿因子によってみずから肌にうるおいを与えます。
しかし、その自家保湿因子の働きも年を取るにつれて減ってきてしまうため乾燥を引き起きしてしまうのです。
ただでさえ、バリア機能が低下して乾燥しやすくなっている高齢者が「せっけん」を使用して必要な皮脂や菌を取り除いてしまうと、肌の乾燥を加速させてしまうことになります。
病院で出されるステロイドやヒルドイドなどの外用薬を塗ると炎症は落ち着きますが、せっかく保湿してもせっけんで洗い流してしまうと意味がありません。
老人性乾皮症を直すには、水洗いが効果的でしょう。
肌の乾燥は、老若男女問いません。
老人性乾皮症でなくとも肌の乾燥が気になる方は、一度水洗いを試してみてください。
大量の皮脂分泌が肌に悪影響を及ぼす
せっけんを使用し続けていると、体内から皮脂を分泌する機能が発達してしまいます。
必要以上に皮脂が分泌してしまうと、ニオイやべたつきの原因になってしまいます。
また、皮脂は酸化することでニオイがきつくなったり肌の状態を悪くします。
酸化した皮脂によって皮膚に炎症が起きたり、毛根が傷んでしまうのです。
おわりに
頭も体も「水洗い」にするのは、勇気のいることだと思います。
しかし一度水洗いを習慣づけることが出来れば、
薄毛対策だけでなく、肌の乾燥やニオイ対策にもなり全身の健康状態が良くなるのです。
少しずつでいいので「水洗い」に切り替えていき、
慣れていく事をおすすめします。
次回は、更に詳しく「水洗い」のメリットについてお話します。