質のいい油が頭皮に優しい!~薄毛対策に効く食品紹介~

油を摂取しすぎるのは良くない印象があります。
しかし、それ以上に質の悪い油に気を付けた方がいいでしょう。

大量生産されている油は、高温熱処理を繰り返し行う過程でトランス脂肪酸を生み出してしまいます。
このトランス脂肪酸は薄毛・がんなど身体に様々な悪影響を及ぼすのです。

トランス脂肪酸が体に与える害とは

トランス脂肪酸とは

植物油に水素が添加されるとトランス脂肪酸が発生します。
トランス脂肪酸は身体にどのような悪影響を及ぼすのでしょうか?

体内にトランス脂肪酸が蓄積してしまうと、活性酸素を発生させるようになります。

できる限りトランス脂肪酸を体内に入れないようにするため、多く含まれる食品を摂取しないように心がけましょう。

トランス脂肪酸が多く含まれる食品

  • マーガリン
  • サラダ油
  • フライドポテト
  • クラッカー
  • ハンバーガー
  • コーン系のスナック菓子
  • カレールウ
  • クロワッサン
  • ピザ
  • ファットスプレッド
  • マヨネーズ

オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸って?

細胞膜の材料となる脂肪酸の中に、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸と呼ばれる脂肪酸が存在しています。

オメガ3脂肪酸は細胞膜を柔軟にして、オメガ6脂肪酸は細胞膜を硬く丈夫にする働きがあります。
互いのバランスが上手くとれることで丈夫かつ柔軟な細胞が作り出されるのです。

しかし、トランス脂肪酸が体内に蓄積されているとこのバランスが崩れてしまいます。

例えば、細胞分裂の際の材料にトランス脂肪酸を使ってしまい、細胞分裂のコピーミスが生じたときにがん細胞になりやすくなります。

他にもトランス脂肪酸を含んだ細胞は様々なところに悪影響を及ぼします。
頭皮は薄く硬くなって、血行が悪くなり健康的な毛髪が育つ頭皮環境ではなくなってしまいます。

頭皮を柔らかくするためには

頭皮環境を良くするには、どのような油を使用すればいいのでしょうか?

細胞を柔軟にする働きのあるオメガ3脂肪酸が多く含まれるものを選びましょう。
亜麻仁油やえごま油そして青魚が多く含まれます。

オメガ3脂肪酸は酸化しやすいため、熱に弱いので注意が必要です。
油は、サラダなどの風味付けの為に使用することをお勧めします。
青魚は新鮮なうちに生で頂くといいでしょう。

DHEA値の高い人は長生きする?!

DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)は男性ホルモンに含まれるものです。
生命力を高めるために重要な内分泌物です。

6歳ごろから体内で分泌され始めていき、20歳を過ぎると減少していきます。
したがって、DHEAの量が若さの指標になります。

DHEA値の高い人の方が寿命が長いことも分かっています。

DHEA値がどう増やす?

DHEAを増やすには、食事の改善・適度な運動・ストレス解消をするといいでしょう。

DHEAが多く含まれる食品は、納豆やイワシです。
納豆はDHEAの分泌量を増やしてくれます。イワシは副腎でDHEAが生成されるため副腎の働きを良くしてくれます。

自分が心地よいと思う範囲で運動をすることにより、運動前に比べてDHEAが増加します。

DHEAが生成される副腎は、ストレスに大変弱い場所です。
ストレスを上手く解消することもDHEAを増やすコツなのです。

薄毛対策に効く食品

髪を増やすには、日ごろの食事に気を付けていく必要があります。
薄毛対策だけでなく、健康にも効果的な食品をご紹介します。

大豆イソフラボンが髪の成長を助ける

女性ホルモンであるエストロゲンとイソフラボンの分子構造が非常に似ており、エストロゲンの代わりに作用してくれます。

ここで注意して頂きたいのは、イソフラボンの摂取方法です。
サプリメントではなく食品から摂取して頂きたいのです。
過剰に摂取してしまうとホルモンバランスが崩れてしまうこともあるからです。

日ごろの食事から、きちんと大豆製品を頂くことが一番いい方法です。

毎日豆腐のお味噌汁をのむ、納豆を朝晩食べる、豆乳を飲むなど自分にあった方法で摂取していきましょう。
イソフラボンの一日の摂取量としては、75㎎が理想とされており
豆腐に置き換えると1丁、納豆に置き換えると2パック、豆乳に置き換えると200mlほどです。

恋愛ホルモンドーパミンが薄毛を救う?

干し貝にはドーパミンが豊富に含まれています。「幸せホルモン」「恋愛ホルモン」などとも呼ばれているこのホルモンが増えるとどのようなことがあるのでしょうか?
ドーパミンは快感を得ると分泌されます。心が満たされているときに、お腹が空かないという現象もドーパミンの効果なのです。

ドーパミンは、チロシンと呼ばれるアミノ酸を材料にしています。
このチロシンが豊富に含まれているのが、干し貝です。

チロシンを大量に摂取するだけではなく、腸内細菌のバランスもとれていないとドーパミンが分泌されにくくなってしまいます。

腸内細菌についてはこちらの記事に書いていますので、ぜひ参考にしてみてください!

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